概要

立ち上げまでの経緯

川崎市内には聖マリアンナ医科大学病院、日本医大武蔵小杉病院、川崎市立川崎病院、関東労災病院などの500床を越える基幹病院を中心に、41の病院がお互いに連携しながら、市民の健康を支えています。
すでに新聞報道などで感染症や耐性菌の問題がたびたび話題になり、一施設だけの努力では封じ込めることができない状況になっています。
新型インフルエンザのような社会的に大きな影響を被る感染症だけでなく、個々人が保菌している耐性菌が、入院中の他の患者に交差感染して重篤な病気に繋がることもあり、地域での状況把握、顔の見える対策の立案が急務となっています。
こうした状況を鑑み、平成23年12月9日に設立のための第一回の協議会を開き、川崎市民の健康を守り、感染制御を地域の中でしっかり対応するための協議会を設立しました。
会則は別添の通りですが、今後回復期病床、療養病床などを含め、感染制御の正しい知識の普及、実際的な対策など、積極的な活動を展開していくつもりです。

運営母体

参加施設の感染制御責任者が、当協議会運営の母体となり、川崎市病院協会の一事業として活動します。

活動内容

参加施設の感染制御責任者が定期的に集まり、地域や施設内での問題発生時の対応、通常時の耐性菌発生や抗菌薬使用などについての情報交換、新しい知識の共有などを行います。
また、参加施設以外からの依頼、参加施設以外の施設への感染制御に関するお願い、情報開示などが必要な場合、適宜参加者と調整しながら対応を検討していきます。